2月21,22日にVet global relations様主催の獣医歯科実習に参加してきました。
基礎的な内容から外科手技までかなり濃密な内容であったため、今後ちはら台エリアの皆様に適切な歯科診療を実施していく足掛かりになったと思います。
Day1:口腔検査、局所麻酔、外科的抜歯
・口腔検査
まずは、口腔の写真を極力正確に撮影。正常な歯肉と歯肉炎、歯周炎の見え方の違いについてディスカッションしながら勉強。正常歯肉は歯周乳頭があり、細かな血管も把握できる。歯肉炎では細かな血管が把握できない。写真撮影の際は、マッサージして動物との信頼関係を築くことが大切と、講師の津田先生からワンポイントアドバイス。歯科診療も優しさが大切で、飼い主様と同じ目線で多くの情報をシェアする事で、判断材料を多く提供できるようにする事が大切。
・局所麻酔
痛みと侵襲を最小限に抑えるために局所麻酔は必須のテクニックです。眼窩下孔内から上顎神経ブロックし上顎の麻酔。下顎孔は内側から指で触知しながら、指に沿わせて針を挿入。どちらの方法でも血管内投与しないように注意が必要
・外科的抜歯
歯肉、粘膜の切開は抜歯窩上に来ないようにし、大きなフラップを作る。頬側歯槽骨をバーで切削歯根の2/3以上を露出させる。高齢な動物の方が抜きづらいので削る範囲は広くなる。エレベーターで歯周靱帯をゆっくり延ばし歯根を脱臼させる。

豚の顎を使用しての抜歯実習
Day2:歯周病実習
2日目は治療の根本となる理論とメンテナンスの技術についての実習でした。
・歯周組織の評価
歯周病とは、歯肉の炎症(歯肉炎)と歯周組織(上皮、結合組織、セメント質、歯槽骨、歯根膜)に波及した進行性の組織破壊(歯周炎)に大別される。歯周病の原因はプラークで、プラークとは細菌の集合体でバイオフィルムを形成する。
・歯周病の検査 プロービング⇒ポケットの深さ(PPD)、アタッチメントレベル(CAL)、プローブ時の出血(BPO)などをチェックする。
・SRP(スケーリング&ルートプレーニング) ただ削るのではなく、歯根面を滑らかに整える。何でもかんでもスケーリングを行えば良いわけではなくて、ポケットのある歯周に行わなければ逆に歯周病を引き起こしてしまうこともある。


